1993年、50億円もの予算を投じてアメリカで制作された実写映画「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」。でも、日本では知られておらず、2015年9月13日に開催されたスーパーマリオ30祭にて日本にて正式に情報の確認がされたのだそう。
どうして知られていなかったのかというと、映画が全くヒットしなかったため。
製作費4800万ドルを投じたにも関わらず、興行収入は2091万ドルだったのです。つまり、大赤字ですね・・・。
ただ、日本テレビの金曜ロードショーで1994年8月12日に放送されたこともありました。こちらはマリオ以外はソフト版と異なる吹き替えとなっていまして、今回のBlu-ray化にあたり日本テレビ版の吹き替えも収録されています。
さらに、日本では未公開だったエンドロール後に流れるという、敵側の迷コンビキャラクター「イギー&スパイク」によるオマケムービーも収録。この二人の吹き替えは、当時と同様にイギーが井上和彦さん、スパイクが千葉繁さんが新たに吹き替えました。25年経っていますが、当時のままの二人の掛け合いがお見事と話題になっています。
他にも特典映像として、スタッフやキャストへのインタビューを中心としたドキュメンタリー「THIS AIN’T NO VIDEO GAME」(2014年)、メイキング映像、オリジナル予告編、日本劇場公開予告編、井上和彦さんと千葉繁さんのナレーションによるBlu-ray用予告編などが収録されています。
ちなみに、クッパ役はデニス・ホッパーだったりします。
実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』キャスト
声優名: (左)ソフト吹替版・(右)テレビ吹替版
- マリオ・マリオ(ボブ・ホスキンス):富田耕生
- ルイージ・マリオ(ジョン・レグイザモ):辻谷耕史/島田敏
- クッパ(デニス・ホッパー)穂積隆信/有川博
- デイジー(サマンサ・マシス)日高のり子/岡本麻弥
- 王(ランス・ヘンリクセン)黒沢良/小山武宏
- ダニエラ・ポリーン・ベルダッチ(ダナ・カミンスキー):滝沢久美子/小宮和枝
- イギー(フィッシャー・スティーヴンス)井上和彦/牛山茂
- スパイク(リチャード・エドソン)千葉繁/納谷六朗
- レナ(フィオナ・ショウ)来宮良子/沢田敏子
- ビッグ・バアサ(フランチェスカ・ロバーツ)藤生聖子/高乃麗
- トード(モジョ・ニクソン)荒川太朗/古田信幸
- サイモン巡査部長(ドン・レイク)福田信昭/?
- スカペリ(ジャンニ・ルッソ)有本欽隆/小山武宏
- ジェームス(プレストン・レーン)桜井敏治
- TVアナウンサー(ロバート・D・レインフォード)田原アルノ/西村知道
- リポーター#2(パット・ノーデイ)古田信幸/大滝進矢
- ナレーター(ダン・カステラネタ)黒沢良/大滝進矢
(敬称略)