朗読劇「シアトリカル・ライブ版『義経千本桜』」の元ネタは何?

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2017年5月27日(土)・28日(日)に、東京都 品川ステラボールにて行われる朗読劇「シアトリカル・ライブ版『義経千本桜』」。

今回上演されるシアトリカル・ライブ版の義経千本桜は、歌舞伎の演目である「義経千本桜」の4年後の世界のお話だといいます。

ということは、歌舞伎の演目である「義経千本桜」というお話を知っておいた方がいいに決まってますよね?

ということで、調べてみました。

「義経千本桜」とは

まず、「義経」とはもちろん「源義経」のことで、平安時代末期の武将です。

義経は大変な戦上手で、兄である源頼朝と共に、壇ノ浦の戦いにて平氏を打ち破りましたが、その後頼朝と対立。追われる身となり、現在の岩手県平泉の藤原秀衡の所へ逃亡しましたが、結局その藤原秀衡の子である泰衡に攻められ、31歳で自害したという悲劇のヒーローです。

一度、破竹の勢いで頂点に立ったかに見えた義経が、最期には若くして悲しい死を遂げてしまったので、強烈に人々の記憶に焼き付いてしまったんですね。

義経は死して尚、人気が高かったため、物語や能、そして歌舞伎などで主人公として現代でも語り継がれている存在です。

その義経の物語を歌舞伎で表現したのが「義経千本桜」というわけなんですね。

歌舞伎の「義経千本桜」は一言で言うと、頼朝に追われて東北に逃げようとしている義経でしたが、滅ぼしたはずの平氏の武将たちが、実は名前を偽って生きていて、出会った義経に復讐を企てるが果たして・・・というお話です。

そのとても長いお話の中で、義経と小狐のお話があり、それが朗読劇で取り上げられている部分のようです。

そのお話とは、義経が持つ宝物の中に、小狐の両親の皮で作った鼓があり、義経がそれを狐にあげることで、狐は恩返しとして、義経を殺そうとする源頼朝の軍勢を狐の妖術で退けてくれるというお話。

そして、義経もひとまず逃れることができ、実は生き延びていた安徳帝も第二の人生を歩む、というめでたしめでたしな大団円となります。

「シアトリカル・ライブ版『義経千本桜』」

ライブ版の「義経千本桜」は、藤沢文翁さんが原作・脚本・演出のオリジナルです。

歌舞伎の4年後の世界が舞台なのですが、義経はもう東北の平泉に到着していますが、それまでの困難な道程の中で仲間たちは皆亡くなってしまったという設定。

そこに、かつての子狐が現れて力を貸してくれる・・・というのが今回のお話です。

気になる出演者は?

源義経役:浪川大輔

源九郎狐:沢城みゆき

藤原泰衡役:小林裕介

金売り吉次役:関智一

武蔵坊弁慶役:井上和彦

(敬称略)

チケット情報

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